小宮山雄飛
ホフディランのVo&Keyとしてデビュー。以来数々のヒットを飛ばし 日本のPOPミュージック界に旋風を巻き起こす。ライブ以外にも様々なジャンルへの楽曲提供を行うなど益々精力的に活動中。また、ミュージシャン活動以外にも数々の連載やメディアへと活躍の場を広げている。中でも食へのこだわりから“音楽界のグルメ番長”の異名をもち、グルメ関係の執筆やプロデュースなどの実績も多く残す。
発売から40年、愛され続けて来た『冷凍うどん』にちなんで太く長く愛され続ける各界の著名人の皆さんに<愛される秘訣>を教えていただきます!
僕の母は、料理に関してはほとんど既製品は使わない人だったんですけど、冷凍うどんだけはやたらと認めていて。それこそテーブルマークの前進だった加ト吉の頃から、本当によく食べてたんです。ものすごく簡単に作れるし、食べ方のバリエーションも豊富だから、家でもよく食べてます。
冷凍うどんマスターとして言わせてもらえば、電子レンジを使うとものすごく簡単に作れるっていうのを、もっと多くの人に知ってもらいたいですね。袋のままレンジで温めればすぐに出来るし、冷やしで食べるにしても下準備が簡単で。それでいて、もちもちとした食感と強いコシ、本場のおいしさが手軽に味わえる。うどんを使ったアレンジ・メニューが一般的になってきたのも、冷凍うどんが家庭に浸透してからですよね。乾麺を茹でたような頃には、あんまりそうはいかなかった。時間をかけた以上、オーソドックスな、絶対的な一杯を食べたいと思っちゃう。わざわざ乾麺を茹でてからカルボナーラ風にアレンジしようとは、なかなか考えが向かないですからね(笑)。冷凍うどんだと、とりあえずうどんはすぐに出来るから、そこから先の手間をかけやすくなったというのはあって。アレンジにみんなの意識を向かせたという意味では、冷凍うどんはものすごい発明なんじゃないですかね。
僕がよく作るのは、冷たいのが多いですね。冷たいお茶漬け風にして食べる。それこそ麦茶にだしとかを入れて、そこにトマトやオクラなんかの生野菜を入れて。お茶漬けと冷や汁とサラダを掛け合わせたような感じのアレンジでよく食べてます。あとは、ご飯の代わりに温めた冷凍うどんにふりかけをかけて食べたり、味噌汁にうどん入れてみたり……あと、カレーもよく作るので、普通にライスで食べた翌朝に、少しだしで薄めてカレーうどんにしたり、キーマカレーを作った時には、焼きうどんみたいな感じで炒めて食べたりね。そんな感じで、冷凍うどんライフを楽しんでます(笑)。