発売から40年、愛され続けて来た『冷凍うどん』にちなんで太く長く愛され続ける各界の著名人の皆さんに<愛される秘訣>を教えていただきます!

さて、加藤紀子さんは三重県鈴鹿市のご出身。三重県といえば、伊勢うどんが有名ですが、加藤さんにとってもうどんは身近な存在だったのでしょうか?

私、保育園の卒園アルバムに〈好きな食べ物:うどん・いちご〉って書くぐらいうどんが好きで(笑)、実は今日の朝も、伊勢うどんを食べてきました。だけど、伊勢うどんは三重県生まれの私でも、中学3年の頃に知った食べ物で。伊勢うどんって、昔は本当に伊勢のほうに行かないとそんなに一般的じゃなかったんです。なので、小さい頃は、味噌煮込みうどんやきしめんのほうが馴染みがありましたね。芸能界に入って上京してからも、なかなか蕎麦文化を受け入れられなくて、しばらくはお蕎麦屋さんに行っても全然楽しくなかった。東京だと、うどんよりも蕎麦のほうが粋な食べ物と認知されてるのが、許せなかったんですよね(笑)。今ではお蕎麦も美味しく食べられるようになったので、お蕎麦屋さんに行く機会も増えましたけど、やっぱり基本はうどんですね。


ここ最近では、ご自身で野菜を育てているなど、食生活にもこだわりを感じさせる加藤さん。

結婚して(*2013年3月、東京NO.1SOULSETの川辺ヒロシさんとご結婚)、食に関して以前よりも真面目になりましたね。年齢を重ねてきたこともあるのか、一食一食を真剣に捉えるようになりましたね。自分でも畑を借りて野菜を作ってるんですけど、その野菜を美味しく食べるにはどうするか。バランスを取りながら、レシピをきちんと考えたりしてます。それに食に関しては、実は主人のほうがこだわりが強いんです。なので、私が『こんな野菜がとれたんだけど』って相談すると、一緒にどうやって食べるか考えてくれたり。そんな感じで結婚を機に、食についても広がりが出来たのは面白いですね。


私はカレーも好きなので、家でうどんを食べる時は、カレーうどんにすることが多いですね。主人が家にいる時は、昼も夜も一緒に食べるんですけど、ただ主人は基本的に炭水化物を食べないんですよ。だから、カレーうどんも一人で食べることが多くて。『今日の昼は家に一人だ、じゃあカレーうどん食べられる!』みたいな(笑)。結婚してライフスタイルが変わったとしても、一人暮らししていた時からの楽しみみたいな部分は、ブレたくないところで(笑)。そういう時に、本当に冷凍うどんは便利なんですよね。うどんって歯が生え揃ってないような小さいお子さんから、歯が抜けそうなお年寄りまで、生涯を通して食べられる安定した食べ物なのかなって思います。お鍋の最後に入れても締まるし、どこでも寄り添ってくれる食べ物なんですよね。