東京うどん日和 東京で見つけたうどんの名店のいちおしメニューをご紹介します

今、うどん関係者の間で熱い注目を浴びている一軒のスナックがある。その名も「うどんスナック 松ト麦」。
うどん研究家・ライターとして活動している井上こんさんが、小麦粉の魅力にはまり、ついに自ら開いたうどん店だ。
国産にこだわった小麦粉はなんと18品種。1種類は定番の「ネバリゴシ」、そしてその中から週替わりで1種類の小麦粉がうどんとして提供される。
注文は、温か冷かなどの食べ方を決める前に、まず小麦粉の種類を選ぶというおもしろいシステムだ。
ブレンドせず、1種類の小麦粉だけで打った麺は、小麦粉それぞれが持つ個性が際立つという。
定番の岩手産ネバリゴシは、にゅるっとした口当たりともっちりした歯応えが特徴。
この日の週替わりは九州産チクゴイズミ、ふくよかな味わいが魅力。
2種類を食べ比べてみると確かに味や食感の違いが分かり、うどんの、そして小麦の奥深い魅力を感じることができる。
うどんマニアが、真のうどん好きのために開いた新しい形態のうどん店。これからの展開も楽しみな一店だ。