「七五三のお祝い」

11月に入ると、七五三を祝う家族があちらこちらで見られ、とても微笑ましいものです。七五三は昔、子どもが健康に成長していくことが難しい時代に、無事成長したことに感謝し、晴れ着を着て氏神さまに参拝したことが始まりです。現在では満年齢ですることも多いのですが、本来は数えで三歳、五歳、七歳に祝います。三歳は「髪置(かみおき)」といって男女とも髪を伸ばし始める年齢、五歳は「袴着(はかまぎ)」といって男子が初めて袴を着る年齢、七歳は「帯解(おびとき)」といって女子が初めて帯を締める年齢にあたります。

今年は三の酉

関東ではおなじみの酉の市。はじまりは江戸時代、浅草の鷲(おおとり)神社の近くに住む農民が鎮守である鷲大明神に感謝した収穫祭といわれています。酉の市では縁起熊手の露店が立ち並びます。福をかき集める熊手には、「鶴(長寿)」「矢(当たり)」「鯉(立身出世)」「七福神(福を呼ぶ)」「打ち出の小槌(お金)」「稲穂(五穀豊穣)」などの縁起物が盛り込まれています。次年の招福を願い、年々大きな熊手にするのがよいとされています。今年の酉の市は11月5日、17日、29日と三の酉まであります。三の酉がある年は火事が多いという言い伝えがあります。例年にも増して火の用心を心がけましょう。

うどんレシピ

旬の食材 【秋鮭】

鮭は身が赤いので赤身の魚と思われがちですが、実は白身の魚なのです。鮭はエビやカニを食べているのでその中に含まれる赤い色素が移り、赤くなっていくのです。この赤い色素はアスタキサンチンという強力な抗酸化作用を持った成分です。その抗酸化力はβカロテンの約40倍、ビタミンEの約550倍だとか。川でふ化した稚魚が海を回遊し、産卵のために生まれた川に戻ってくるという壮大な旅を続ける鮭のパワーの源になっているのです。
鮭の産卵期は秋。川を遡上する前に沖合で獲れるたのが秋鮭です。産卵のためのエネルギーを体に貯めているため、脂がのっています。

鮭のチャウダーうどん

鮭の旨みが溶け込んだクリームスープが
うどんによくからみます。

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