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先輩社員紹介

事務系総合職
首都圏家庭用冷食販売部:S.E
首都圏家庭用冷食販売部:S.E

“売り場”という情報の山から
次のアイデアを掘り出す

首都圏家庭用冷食販売部

S.E

2012年入社

※所属・組織名は取材当時のものです

こちらから働きかけないと売り場は変わらない

彼女が担当しているのは、冷凍さぬきうどんをはじめとした家庭用の冷凍食品の営業だ。量販店のバイヤーに対し、自社商品を通じた販促プランを提案し、商品導入につなげる。担当している量販店の数は30ほど。手間を惜しまず足を運ぶことで量販店ごとに異なる売り場の状況を把握し、販促プランを考え、それぞれの提案書を作成する。

「バイヤーもお忙しいので、売り場は変えないでもいい・変えたくても変えられないと思っている方もいるんです。こちらから働きかけないと売り場は変わらない。売り場を盛り上げ、少しでも量販店の抱える課題を解決したい、一つでも多くのテーブルマーク商品を置いてもらいたいという気持ちで、どう働きかけたらいいかを常に考えています。」

消費者の声をバイヤーに、そして売り場につなげる

時には実際に売り場に立って、消費者の声を聞くこともある。拡販のヒントがつまっているのだ。

「売り場に立って気が付いたのは、冷凍さぬきうどんが電子レンジでチンするだけで食べられることを知らない人がまだまだ多いということでした。」

レンジ調理についてはパッケージにも記載しているのだが、まだまだ浸透していない。バイヤーもこれには気が付いていなかった。

そこで彼女は、店内で開催する消費者を集めた料理教室を提案し、自ら講師となって、冷凍さぬきうどんの調理方法や商品のアレンジレシピを教えた。実際に消費者に電子レンジで調理・試食してもらうことで、調理の簡便性や商品のおいしさを伝えることができた。同時に大量陳列も実現。冷凍食品売り場のケースには限りがある。彼女は、冷凍ケースを持ち込み、たくさんのテーブルマーク商品を並べ、量販店の売上に貢献した。

「当日は、バイヤーにも見学に来ていただき、『やってもらってよかった』 とのお言葉をいただきました。レンジ調理という冷凍食品担当のバイヤーにとっては当たり前と思っていたことでも、参加した消費者が『そうだったんだ~』と実際に頷いている表情を見ていただくことで、まだまだ冷凍さぬきうどんを売り出す余地があることをアピールできたと思います。『次は稲庭風うどんで』と、次回の商談にもつながりました。」

売り場で主婦に気軽に声をかけ、その気持ちを代弁してバイヤーに伝え、売り場を改善していく。そうした女性の彼女ならではのコミュニケーション力は、きめ細やかな気配り・まめで迅速な対応とともに、バイヤーから評価されている。

彼女が所属する部には8人の営業スタッフがおり、その中で女性は3人。彼女たちの活躍フィールドは、今後ますます広がっていきそうだ。

目指すのは頼りになる“右腕”

これからの目標を聞くと、彼女は即答した。

「社内でいえば課長の右腕、社外でいえばバイヤーの右腕になることですね。相手が自分に何を求めているのかを察知し、それを表現していくことで、彼女に任せていれば安心だ、と思ってもらえるような存在になりたいです。」

そのために彼女は、情報収集とコミュニケーションを欠かさない。上司の指示、バイヤーの要望、競合店の動向など、常にアンテナを張って情報収集し、他者と会話を重ねることで理解を深め、自分の行動へと落とし込む。

「ベテランの先輩に比べると、知識はまだまだかも知れません。でも、私は小回りが利くので、これからも足と頭をフル回転させて積極的に行動し、周囲の期待に応えていきたいです。」

彼女の前向きな取り組みと貢献意欲に、今後も期待したい。

ある一日のスケジュール

6:30
起床
9:00
出社 メールチェック
10:00
商談資料作成
12:00
昼食
13:00
得意先との商談①
15:00
得意先との商談②
17:00
帰社 商談内容の報告・翌日の準備
18:00
帰宅
新卒者へのメッセージ

社内は上下分け隔てがない、話しやすくオープンな雰囲気があります。大事な商談の前日には上司にあらかじめ資料を見てもらいアドバイスをもらっています。商談の後も必ず報告する習慣がついています。テーブルマークの営業には、先輩社員が後輩社員をマンツーマンでサポートする「メンター制度」があります。私も昨年から後輩をサポートする立場になったので、自分が先輩に教わったことを伝えていきたいと思います。