宇喜多秀家が8年の歳月をかけ、慶長2年（1597）に完成した岡山城。この時代によく見られる、天守閣の壁に黒漆塗りの下見板を付けているので、外観が黒く、「烏城（からすじょう）」とも呼ばれています。秀家は、戦のための守りを固める城の機能だけでなく、商人や職人を集め、城下町の整備を行いました。秀家に代わって城主となった小早川秀秋は、新たに外堀を設け、その外に寺町を配置しました。その後、岡山城は岡山藩の城府となり、明治維新に至りました。また17世紀末には、藩主がやすらぐ庭として日本三大庭園のひとつ、岡山後楽園が作られました。
岡山城は、歴代城主の下で岡山の町並みの発展を見続け、近代都市の礎となったのです。

良質なブランド和牛の一大産地である中国地方は、和牛の放牧に適した気候で、津山市周辺も和牛の飼育が盛んでした。ホルモンは、鉄板焼きのお店を中心においしい肉料理として少しずつ人気が広がり、ホルモンうどんも岡山県津山市の定番メニューとして定着していったのです。津山市にはホルモンうどんを提供するお店が何と50軒以上もあり、店ごとに個性あふれるホルモンうどんを提供しています。

ホルモンは、鉄分、カルシウム、ビタミンなどの栄養分を多く含み、低カロリーでヘルシーなお肉。独特の旨味が特徴で、深みのあるタレと相まってコシの強いさぬきうどんにぴったり！もちろんビールとの相性も抜群です。ジュージューという音と共に広がるなんとも香ばしい香り。津山の食文化を体験できるご当地グルメをぜひお試しあれ！

対する、うどん丸自慢のレシピは、あさり、たら、えび（もちろんそれ以外もOK！）などの魚介を、塩、にんにく、白ワイン、オリーブオイルでシンプルに味付け、それぞれの素材の持つ旨味をトマトソースで引き出した、素朴なれど味わい深い一品！魚介類は、トマトソースとの相性がよく、炒めるうちに旨味を増したソースが、コシの強いさぬきうどんによく絡むのだ。ぜひお試しあれ！