「新米の季節」

初ものと聞くと、思わず飛びつきたくなりませんか?秋はおいしい旬の食材が多い季節。特に日本人の主食であるお米はこの時期、格別おいしく感じられます。口に含みいつもよりゆっくり噛んで味わう新米は、ひと味もふた味も違うおいしさ。食が進まない暑い夏が過ぎ、からだがこのおいしさを求めているのかもしれません。
新米は水分量が多く、粒が壊れやすいので、いつもよりやさしく研ぎ、水は少なめで炊きましょう。お気に入りのお茶碗にふっくらよそって、ぴかぴかに輝く新米を味わってみませんか?

お月見は2回ある?十三夜は栗名月

十五夜は誰もがご存じと思いますが、旧暦の9月13日に行うお月見のことを「十三夜」といいます。十五夜が里芋などの芋類をお供えすることから「芋名月」と呼ばれるのに対し、旬の栗や豆などをお供えするので、「栗名月」「豆名月」とも呼ばれます。十五夜と十三夜、両方を同じように大切にするのが昔からの習わし。片方だけのお月見は「片見月」といい、縁起が悪いといわれています。まん丸ではない、少し欠けた月を愛でるのも趣があるものです。今年、2015年の十三夜は10月25日です。

ごはんレシピ

旬の食材 【きのこ】

「香り松茸、味しめじ」という言葉があります。たくさんあるきのこの中でいちばん香りがよいのが松茸、味がよいのがしめじという意味するですが、この「しめじ」はスーパーなどで見かける「ぶなしめじ」ではなく、「ほんしめじ」のこと。ほんしめじは、ぶなしめじより大きく、旨みが強いのが特徴です。きのこは食物繊維が豊富で低カロリー。旨みの素、グアニル酸が多く含まれています。きのこは水分が苦手。保存するときは洗わずにビニール袋に入れます。また、冷凍保存もおすすめ。冷凍すると旨み成分が増えるといわれています。

たっぷりきのこの混ぜご飯

きのこの香りがふわっと広がる、食欲をそそる混ぜごはん。
旬のおいしさをお茶碗の中に集めました。

レシピはこちら