常にゴールをイメージして
研究に取り組む。
研究開発部 素材技術開発チーム
H.M
2014年入社
常にゴールをイメージして
研究に取り組む。
研究開発部 素材技術開発チーム
2014年入社
「入社してから、勉強することばかりです。後輩ができた現在も、質問されたらしっかり答えられるように勉強は欠かせません。」
研究開発部の彼女は答える。
大学は生物系の農学部。現在の業務とは異なる分野の専攻だ。しかし、生活者に身近なものを作りたいという気持ちから食品業界を選択した。当然、新しい知識が必要になってくる。
現在の研究テーマは、食品への調味料の添加効果解析。調味料を食品に加えたとき、なぜおいしくなるのかという添加効果のメカニズムについて研究を行っている。
「機械で計測される数字だけでなく、自身の感覚―官能検査が重要なんです。でも、感じたものを表現するのはとても難しいことなので、官能検査の報告書の作成には、感覚だけでなく語彙力も必要なんです。上司や先輩とやりとりしながら覚えていきました。」
彼女は業務において一番大切なことは「RG-PDCA®を回すこと」だと答える。
RG-PDCA®とは「Research」→「Goal」→「Plan」→「Do」→「Check」→「Action」を繰り返すことであり、失敗を次の成功につなげていくための考え方を示すJTグループ独自の言葉として共有している。リサーチに基づき目指すべきゴールを設定し、計画を立て、業務を実行し、評価・改善を行う。このサイクルを通じて業務プロセスを改善・向上し、成果を生み出すのだ。
「研究のゴールイメージと、今やっている実験の目的と解釈を常に考えながら、研究を進めるようにしています。」
研究開発部は自分と同じ世代のスタッフが多く、切磋琢磨できる環境にある。
「後輩が実績を出しているとやはり焦ります。でも、目の前の研究を着実に進めていって、目に見える成果を出して、いつか『この分野のことなら彼女だ』と言われるような知識と経験を持った人、他の人に替えられない人になりたいです。」
食べることが好きな彼女。休みの日はおいしいランチを探して過ごすという。
「上司にも『目指す味のポイントが分かるように、おいしいものはたくさん食べておけ』と言われます。」
日々感覚とスキルを磨きながら、未来に瞳を輝かせる彼女だった。
工場で製造現場を1年経験した後、研究開発部に配属されて2年になります。
最初の工場勤務では分からないことだらけで不安でしたが、一度失敗したらこの失敗は二度としないようにするということは、研究開発部でも同じだなと感じました。
製造現場も現在も、相談すると親身になってアドバイスしてくれる上司に恵まれ、何でも話しやすい雰囲気なので、意欲的に取り組むことができます。