相手の目線に立った姿勢で取り組む
経理部 会計チーム
S.K
2012年入社
相手の目線に立った姿勢で取り組む
経理部 会計チーム
2012年入社
東京・築地本社。彼女が担当しているのは、制度会計。主に決算業務を担当している。
決算業務には毎月行われる月次決算から、3か月に一度の4半期決算、そして年に1度の年度決算がある。それぞれ、計算書類や連結報告の書類作成に追われ、特に年度決算の行われる1月は一番の繁忙期だという。他にも会計システムの導入や監査対応など、経理の仕事はただ数字を追うだけではない。
「経理の仕事は、デスクワークを淡々とするような静かなイメージがあるかもしれませんが、他部署の社員や各子会社の経理担当から毎日のように問い合わせの電話があり、やり取りがとても多いんですよ。」
彼女は大学で会計学を学んだ経理のエキスパートだ。その知識を存分に生かす場所として、テーブルマークを選んだ。
「食べることが好きなので、食品会社を中心に就職活動をしました。『冷凍さぬきうどん』という大きなブランドを持っている点に強みを感じたのが、テーブルマークを選んだ理由の一つです。」
入社から、2年間は子会社で決算業務を担当し、その後テーブルマーク本社の配属となった。2年間の子会社勤務を経験し、経理の実務については自信をつけ始めていたが、本社配属になって感じたのは「人にものごとを伝えることの難しさ」だったという。
経理という業務上、営業など社内他部署とのやりとりにおいても、専門的な話をすることが多い。
「現場から上がってくる数字なので、現場の社員に理解してもらわなければいけない。どうしたら経理側の見解を理解してもらえるか、いつも考えています。分かりやすく説明しようと噛み砕きすぎても、事実と違っていてはいけない。情報を正しく処理するために、同じチームの先輩に相談しながら取り組んでいます。」
同じ事象を見るとき、自分と相手の視点や前提にある認識が違うということを頭に入れてコミュニケーションをとるようにと、先輩から助言された。確かに先輩は相手の立場を理解して上手に説明している。
「情報を適宜収集して的確に分析し、自分の言葉でそれを必要としている相手に伝えることが理想です。」
一方、子会社での経験が今に活かされているケースもある。
連結決算の報告など子会社と連携する時に、グループ全体の数字を見るだけでなく、各子会社の目線で見ることができるのは、そこにいた経験があるからこそだ。
「以前、子会社で経理業務を担当していたので、ある程度状況が分かります。チーム内で聞かれることも多く、『彼女に聞きたい』と頼りにされると嬉しいですね。」
2014年4月、テーブルマーク(株)とテーブルマークホールディングス(株)との分社があった。本社の経理部に配属になったばかりであったが、新会社における会計処理の検討に携わることができた。
「なかなか機会のない業務ですので、貴重な経験をさせてもらったと思います。私のような若手でも意見を言うことができたのは、大きな励みになりました。」
分社化という大きな業務に携わり、もっと経営に関わっていきたいという大きな目標も生まれた。
「制度会計だけでなく、事業展開につながる管理会計にも携わりたいと思うようになりました。それには専門知識だけでなく、各事業部の状況を把握したり、予測と実績を分析する力が必要だと思っています。」
経理のエキスパートに留まらず、さらなる飛躍を期待させる、力強い言葉だった。
専門知識やビジネススキルなど、学びたいという姿勢があれば、サポートしてくれる研修体制があります。また、グループ会社に出向し、視野を広げる機会もあります。私も出向することで、幅広い視点で企業を見ることができるようになりました。 若手でも活躍できる環境があるため、日々メンバーで切磋琢磨し、チャレンジし続けています。